伊能忠敬e史料館
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8.東日本の博物館、図書館等
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成田山仏教図書館
 戦前に古書店から購入された。ほぼ同時期に、重文・住吉物語、佐倉城下の図とともに購入されており、佐倉の堀田家の旧蔵品ではないか、といわれているが確証はない。良質な写本である。針穴はない。
 
静嘉堂文庫
 カナ書き特別小図
来歴不明ながら国会図書館のカナ書き特別小図と同じ内容で、東日本、西日本を1枚とした伊能図がある。渡辺一郎が秋岡氏指摘の静嘉堂文庫蔵伊能図を調査中に発見した。針穴があり、丁寧な仕上げである。恐らく昌平校経由国会図書館に伝存するカナ書き特別小図の控え図であろう。大槻如電の蒐集によるもではなかろうか。
  
 
神奈川県立金沢文庫
 
古河歴史博物館
 日本東半部沿海地図(部分)
 古河藩土井家の家老・鷹見泉石が隠居後自写した日本東半部沿海地図(沿海地図と略称されることが多い)の部分である。丁寧な写本で、筆写経過の記録も残っている。土井家は老中を務める家柄であった。泉石の隠居時には最終本伊能図が完成していた筈であるが、なぜ最終本を借り出さず、古い伊能図を写したか気になる。
 
高樹文庫
 
宮城県立図書館
 宮城県図書館に伊能図があることを聞いて出かけたところ、学習院大学の中図だけしかないといわれていた領主名を記す中図五舗を実見して驚いている。
 全体構成は、かつては学習院中図とおなじ五舗構成の沿海地図中図(普通沿海地図中図は三舗構成)と文化四年作成の畿内・中国図の組合せだったらしいが、沿海地図中図の蝦夷地と東北の北半分が紛矢して五舗が残っているものと推測される。軸装ずみ。
 彩色は明かるく、青・緑系より橙色を意識させられる。描図・文字は優良という程ではないが粗略ではない。地名とともに領主名を付記している。ただ記入の簡便のため、例えば山川飛騨守知行所と書くところを、山川飛騨守ーーの如く書き、△△村と書くべき所をムムーー書いている。その他も考慮して、地図の仕上げは、学習院大学の中図より簡略である。本図は仙台藩伊達家に伝えられたものであるが、入手又は作成の経緯は不明である。写本で針穴はない。虫食いは多少あるが保存は良好である。蝦夷地・奥州北部が何故無いのかもわからないが、もしかしたら、明冶維新の後の奥羽戦争で持ち出されたのかもしれない。
 合印は、宿場、城下、天測地点、郡界、湊舟、神祠、寺院とも描くが手書きである。方位線、経緯線、接合記号もある。
 沿海地図第三 奥州の南半分        112,8 x 204cm
 沿海地図第四 東海・東山の東半分  206 x 122.5cm
 沿海地図第五 東海・東山の西半分  177 x 123.4cm
 沿海地図第六 畿内(奈良盆地含む)127 x 113cm
 沿海地図第七 中国沿海            126.5 x 207.5cm

 
東京都立中央図書館
 1998年に都立中央図書館で発見された。本州東部と日本西南部の伊能小図写本。大槻如電の来歴説明が裏面に記されている。阿部伊勢守が執政(老中首座)だったとき、天文方に命じて制作させたとある。非常に丁寧に制作された写本。天測地の印もある。
 
前田尊経閣文庫

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