伊能忠敬e史料館
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忠敬没後200年記念 伊能忠敬文献目録 販売開始
                   編者のことば

 伊能忠敬(1745〜1818)は、上総国山辺郡小関村(現千葉県山武郡九十九里町小関)の小関貞恒の次男に生まれる。数え18歳のとき、下総国香取郡佐原村(現千葉県香取市佐原)の豪商・伊能家の養子となり伊能忠敬を名乗る。寛政6年(1794)12月、数え50歳になった忠敬は、家督を長男に譲り、翌7年5月、江戸に出て幕府天文方・高橋至時に師事して天体観測や測量の技術を学んだ。そのうち、地球の大きさの計測に強い関心を示し、これを契機として、幕府へ蝦夷地への測量を願い出て許可されることになった。
 同12年閏4月、最初の実地測量が開始された。以後、全国各地の沿岸と街道の測量が実施され、文化13年(1816)10月、第10次測量(江戸府内測量)をもって終了する。この17年間、北は東蝦夷地沿岸から南は九州の種子島・屋久島にまでおよんだ。  忠敬やそのグループによって心血を注いで実施された実地測量のデータに基づいて地図が作成され、文政4年(1821)7月、幕府に上呈されたのが『大日本沿海輿地全図』(大図214枚・中図8枚・小図3枚)と『輿地実測録』(全14冊)である。これは江戸期の科学技術史上、最高の成果と称えられている。また、これら実測図は、明治維新の後、20年代になって陸軍陸地測量部による近代測量の際にも活用され、近代日本の地図作成にも大きく貢献をしたのである。

 伊能忠敬に関する文献は、江戸期にも若干の資料はあるが、いずれも手書き資料である。本書は明治以降、現在にいたるまでの活字印刷された文献を中心に収録したものである。 編者の木は、昭和30年代から北海道古地図の研究を志し、それに伴って昭和50年頃から地図作成者・北方探検家等の関係文献を意識して採録に努めた。全国各地の調査に出かけるたびに大きな図書館に立ち寄っては、該当する文献を探し求め、一つまた一つと記録してきたのである。
 忠敬文献の大まかな特色を記すと、明治13年(1880)から印刷された文献が出現する。それは地理学に関わる団体による忠敬の顕彰行事が契機であり、明治20年代から東京や郷里の佐原を中心として単行本や雑誌に掲載されるようになる。また同時期、教科書に忠敬の業績が掲載されるようになると、それは間断なく現在まで続き、それに伴って児童図書も明治期から現代まで数多く出版されているのも大きな特色といえよう。また、忠敬の実地測量は全国規模であったため、各地方における測量経過や地元の関係資料を活用した論文も数多く、全国各地の郷土史雑誌・会誌、そして学術分野の研究紀要などに発表されて今に至っているのである。

                   凡 例

1 本目録は、明治13年から平成26年12月までの135年間にわたって印刷・発行された日本語文献のうち、伊能忠敬に関連するものを収録する。

2 配列は、著作・蔵書目録、文献目録、展示目録、図録、会報・会誌・年報、伝記・研究書、資料、翻刻(測量日記・伊能図・木版図・江戸図)、図書・雑誌・新聞収録、とした。

3 著作・蔵書目録から翻刻までについては、タイトル、編著者名、発行年月日、判型、頁数、シリーズ名、発行所(発行地)を明記した。

4 図書・雑誌・新聞収録については、発行年月日、タイトル、判型、頁数、編著者名、図書・雑誌・新聞名、発行所(発行地)を明記した。

5 発行地は、都・市はその都・市名を記載し、町村はその都道府県名を記載した。

6 発行日、編者名、発行所などが記載されていない場合は、*で示した。

7 判型については、菊判はA5判、四六判はB6判、文庫判はA6判、新書判は新書とした。

8 図書は『 』で示した。

9 雑誌・会誌・紀要類は、巻・号を基本とし、それのないものは通巻号で示した。

10 2回以上にわたって連載されたものは、最初の発行年月日の箇所に一括して記載し、タイトルの後に連載回数を< >で示した。

11 小説・児童図書の別は、それぞれ(  )に記載した。

12 後に図書などに形を変えて収録されたもの、改題されたもの、増補改訂されたものなどは、最初に発表された文献の箇所に→で示して記載した。

13 収録した文献は、原物確認を原則としたが、一部、未確認のものには、発行年月日の前に**を付した。

14 収録した文献データは、編者木の蔵書のほかに、畏友・黒井 茂氏(札幌市在住)からのたびたびの提供によるものである。それ以外に、主として下記の機関の蔵書を利用した。

・東京都―国立国会図書館(東京本館)、東京都立中央図書館、千代田区立図書館、大宅壮一文庫、国際子ども図書館

・千葉県―千葉県立中央図書館、香取市立佐原中央図書館、船橋市西図書館

・北海道―北海道立図書館、札幌市中央図書館、北海道大学附属図書館、函館市中央図書館

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